秋に種を蒔いたコリアンダー(パクチー)です
環境つくり
コリアンダー(パクチー)はセリ科の直根。できれば移植はせずに直播します。移植をすると大事な直根を切ったり傷つけたりし、成育が悪くなります。ホームセンターや種苗店などで購入したポットも鉢を壊さないように注意して定植しましょう。
できるだけ自然に近い状態の畑つくりをしています。
秋に実った種がこぼれ、冬になると枯れた草は地面を覆います。
土がむき出しにならないように、むしった草を広げてしばらく放置します。枯れ草と土の間に空間が生まれ、微生物に快適な環境が出来ます。
土中の微生物の活性化の引き金に土の中に土着菌をすきこむことで分解をさらに加速させることが出来ます。微生物(虫・みみず等)が活動することで土をかき混ぜ耕して、ふかふかの土を作ってくれます。
枯れ草のマルチはある程度雑草を抑えてくれます。
パクチー(コリアンダー)の種まき
・春まきは4月から梅雨の終わりくらいまで
・秋まきは8月下旬〜、雨の数日続く数日前
種まき後は枯れ草やわらで表面を覆う
パクチー(コリアンダー)の発芽
最初の双葉は細長い葉が二枚、同じせり科の人参やイタリアンパセリ・ディルなどとよく似ています。
本葉
葉っぱの形が変わりました。葉先が割れてきているものも。
霜に当たるとコリアンダーも紅葉しました。細くて繊細な葉が、緑から赤紫色にゆっくり変わっていきます。冬の深まりを視覚化してくれます。
春になると若葉が出てきます。葉っぱの形がどんどん変わっています。小さな花も咲き始めました。小さな虫が花粉を運んでいます。
まんまるになってきました。種ができています。茎が黄色味を帯び、種子が熟したら吊るして乾燥させます。十分乾燥し、種子が茶色くなったら茎から採ります。
高温多湿を避け紙袋に入れて保管します。
収穫した種は料理用のスパイスとして使えます。もちろん種としてまくこともできますよ!