農園日記

杉の巻き枯らしと活用 保水力のある山へ

山の表面をすっかり覆ってしまった杉やヒノキの人工林。戦後の住宅需要から先人たちの力でたくさん植えられました。

しかし今は個人の所有する継承者のいない山は放置され山のバランスを失ってしまう大きな原因になりつつあります。

それは川の水量の減少や大雨の時の水害など実際に目に見える形で表れてきています。

山がバランスを崩している最大の原因は太陽の光が地表に届いていないからです。

太陽の光を山の地表に

日の光が届いた山の地表

生物多様性の豊かな山をよみがえらせたい。

雨が降っても保水できる健全な山の麓で安心安全に暮らしたい。

おいしい水が飲みたい。

太陽の光が地表に届くことで元々その土地に在った種の植物が芽吹き始めます。一年目から大きな変化を見ることができます。

少しずつ山に手を入れていくことで確実に変化があり、その変化は手のつけようがないと考えられがちな植林され荒れた山の活用に次の選択肢を生みだしてくれます。

杉の活用

杉の皮を剝ぐと杉の木は枯れてしまいます。そのまま枯らしてしまっても葉が落ち太陽の光を地表に届けることができます。でも、皮を剥がれてただ朽ちていく樹齢数十年の木を見ているとなにか罪悪感のようなものを感じ始めます。どうにかして活かしていこうという気持ちになります。

杉の皮

剥がした杉の皮は屋根の資材としてまた蘇らせることができます。

丸太は建築資材や薪として、小さな枝や葉も薪ストーブやロケットストーブの焙煎機で使用できます。

特に杉の葉は焚き付けには最適。市販の着火剤などとは桁違いのスピードでファイヤーします。キャンプなどアウトドアでの火起こしでは着火剤に火をつける前に足元に杉の葉が落ちていないか確認してみてください。

杉の葉の焚き付け

そのままの自然の変化はとてもゆっくりですが、ほんの少し人が手を入れるだけで自然のままではありえない早い変化をもたらすことができます。

自然に手を入れるときは数年、数十年、数百年先を想像しながら行うことで、人と自然の共生とエネルギーの循環を実現できると思います。

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